エンシネッテカメラ Ensignette

エンシネッテNo.1bは1914年に製造された、ニッケルの距離調節仕様はレアーバージョンです。

エンシネッテはスウェーデンのエンジニア・マグヌスニエルによって設計されました。 ニエル、「チコ」、「チッカ」と呼ばれる高度な、いくつかのポケットカメラを設計し、英国のホートン株式会社によって製造された。  彼の設計は、さらに「エキスポ」カメラ社によってアメリカで製造されました。 ニューヨークの「エキスポ」カメラは、上田写真機店によって日本で「モメント」と呼んで、売り出された。

彼は1907年に設計の特許を取りました。それは、なぜカメラが正面の上にこれを持っているかです。 しかしながら、カメラはそのとき導入されませんでした。 それは、1909年の終わりにクリスマス商戦のために、「エンシネッテ」カメラおよびE1ロールフィルムが導入されました。 「Ensignette」は、折り畳まれた時、わずかに長さ10 x 5センチ、厚さ2センチした。 イギリスで量産された全金属性のカメラの最初でした。さらに、しかしながら、ホートンはそれを製造したが、 そのサイズのカメラを導入することは大変な冒険でした。 しかし設計には全面的に信頼を寄せていたので、店頭に出すと同時に新聞や写真関係にも膨大な広告を載せました。

最初のモデルは真鍮製で黒のエナメル仕上げで、部品はニッケルメッキの燐青銅を使用していました。 最初から2つのモデルがありました、f/11を備えたNo.1、色消しメニスカスレンズ付きで30シリング、エンサイン・アナスティグマート・レンズf/5.6付きのNo1xで70シリング。 その他に2つのモデル、クックアナスティグマート(Cooke Anastigmat)f/5.6付きNo.1bの4ボンド10シリング、およびGoerz Syntor f/6.8付きNo.1gの5ボンド10シリングである。

エンシネットの成果は「アマチュアカメラマン」の記事によると数万台の販売実績という大成功であったが、それと小型カメラの成長が誘因になり1912年の初めにホートン社は新型を発表した。 新しいモデルはNo.2 エンシネッテと呼ばれました。フィルムサイズは新サイズの2Eで50.8×76.2のネガを撮影する。 大きいネガを好むユーザー向けで、カメラの値段は50シリングで2Eのフィルムが1巻1シリングでした。 この新型は一番最初のNo1に比べると少し大きくて、折り畳んだ状態で13×6×2㎝というサイズである。

エンシネットが成功したため、ホートン社は世界各地で販売契約を結んだ。 アメリカではG.ゲナート社で、ニューヨーク、シカゴ、ロサンジェルスおよびサンフランシスコの本支店へカメラを仕入れました。 オーストラリアでは、ホートン代理人ハリントンがカメラを売りました。 ホートンブチャー株式会社(東洋)は、カルカッタの支店からインドで売られた。 私の収集の中にフーナー社からのエンサイン・カタログでルピー価格を備えた物がある。 日本の浅沼商会で、エンシネッテを含むエンサイン・カメラのいくつかの美しいカタログを製作した。 1913年にコダックがエンシネット用のフィルムを出している。コダックでは他社の為に専用に出すと言うことは初めてのことであった。 又これが最初で最後のケースである。コダックの128がNo1用で、129がNo2用である。コダック自身はこれらのフィルムを使うカメラを出していないので よほど市場が大きかったことである。

1920年にホートンブチャー社も新しい作業管理者A.J.デニスになり、(後に彼はキューピッド・カメラを設計している)彼の指示で新しいカメラの特許申請をしている。 このカメラはアルミニューム製で新しいシャッターは1/20,1/40,1/60とB,T絞りは虹彩絞りでレンズ下部のレバーで操作するようになっている。 レンズボードの赤いエンサインマークも無くなり全面はフラットだったのがふっくらした形になっている。 フィルムスプールを押さえるホルダーが付いたので、今までのスプリングは廃止された。 このタイプは思い真鍮の代わりに軽いアルミニュームを使っているので、アルミニュームエンシネットと呼ばれている。

1927年には、エンシネットがカタログから消えて17年間の生産を終わる。 フィルムのサイズでコダックに負けたことが大きな要因であると思われる。 127サイズのベストポケットエンサインを残してエンシネットを消したことで同社は敗北を認めたということである。

リスとされたエンシネットのバリエションは57以上あり更にリストされなkったかめらも多数あります。 ハンドバック・カメラ、銀メッキをされたモデルおよびギルトモデル等がありますがこれらは非常にレアなモデルです。 数種のコピーされたされた物もあります。 ミラノの「ラ・フィロテクニカ、ライセンス契約した物もある。上田写真機店では10のバージョンを製作した「スタレット」と呼ばれるNo1エンシネットのコピーがある。 このカメラは、レンズ・パネルに上田の商標である2つのスターマークを刻印しただけの物があります。

エンシネッテが今世紀の初期の部分におけるホートンの成功の基礎を置いたカメラだったと言うことは妥当です。 エンシネッテはポピュラーな写真術の見本でした、初めて写真をする人への初めてカメラを使う人への低価格な手頃なコンパクトカメラでした。 それは、新しい写真家を育成することにも役立ちました。

エンシネッテフィルム

フィルム・サイズ メーカー コード
(1 2 xインチ)4 6 x cm オースティン・エドワーズ(Ensign) E1
オースティン・エドワーズ(post1926) E28
バーネット 28
コダック 128
セロ 28
フィルム・サイズ メーカー コード
(3 2 xインチ)5 7.5 x cm オースティン・エドワーズ(Ensign) E2
オースティン・エドワーズ(post1926) E29
アグファ N6
バーネット 29
バイエル 22
エンサイン(ウルトラクローム) EC29
フェラーニア 129
ゲバート 129
ゴルツトクソ 12
イルフォード 129
コダック 129
パス&ハッフ N6
ペルツ 72
セロ 29
フォクトレンダー N6
ツアイスイコン N6

実際、もしあなたがエンサインのカメラをお持ちでしたら、私にそれらについての情報を教えて頂けませんか?
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Ensign通し番号データ・プロジェクト(Data Project)

著作権のあるエイドリアン・リッチモンド(Copyright Adrian Richmond)1998. 著作権保有。

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